キレイが長持ちする!ポインセチアの育て方
冬になると登場するポインセチア。
ビビットな赤色は、ほかのお花にはない魅力がありますね。
ナカジマ園芸は、40年前からポインセチアをつくり続けている、
ベテラン生産者です。
毎年約1万鉢のポインセチアをつくって、
市場や花屋さんに出荷しています。

ここでは、
生産者がやっているポインセチアの管理方法
をお伝えしていきます。
基本のポイントをおさえれば、簡単に管理することができます。
上手に管理してポインセチアを楽しみましょう!!
こんなことに困っていませんか?

水やりのタイミングがよくわからないな

できるだけ長く鑑賞したい!

クリスマスが終わったらどうすればいいの?
といったお悩み。
私も友人知人からよく聞きます。
以下の目次にそって解決していきましょう!
①ポインセチアの基本情報
原産地 | メキシコ |
耐寒性 | 弱い(10度以上必要) |
ポインセチアの花びらのような赤や白、ピンクなどの部分は花びらではなく、
苞(ほう)と呼ばれ、花を守るための部分です。
本当の花は、真ん中の黄色い部分です。
とても小さいお花ですね。
鉢花として流通していますが、本来は
”低木”です。
暖かい国にいくと、ポインセチアが庭に生えているそうです。
日本でも沖縄などでは庭に植えられていることも珍しくないようです。

基本情報のまとめ
寒さに弱い
花びらにみえる部分は苞で、
本当の花は黄色
②購入したらまずこれをやろう
ポインセチアを購入したら初めに置き場所を決めましょう。
ベストな置き場所は以下の3つの条件がそろっている場所です。
あたたかいところ |
明るいところ |
暖房の風があたらないところ |

玄関に置いても大丈夫?
と聞かれることが多いのですが、
もし玄関が
あたたくて 明るくて 風があたらない
場所でしたらOKです!
窓辺に置くのもよいのですが、寒い日の夜は窓の近くだと
気温がかなり下がることもあります。
とくに私のような雪国の皆様は、
真冬の夜の窓辺には気をつけましょう。
本当に寒いですよね。。
10度以下になりそうなときは、窓から少し離れた場所に移すとよいと思います。
あたたかくて 明るいところ というと、多くの場合、家のリビングに置くのではないかと思います。
せっかくみんなの見えるところに置くのですから、買ってきたままの
プラスティック鉢ではちょっぴり味気ないですね。
ぜひ素敵な鉢に変えてみるのがおすすめです。
ポインセチアは植え替える必要はありませんので、プラスティック鉢のまま
大き目の鉢にパコっと入れるだけで素敵になります。
ラッピングをするのもよいですね!
まずこれをやろう!
あたたかくて 明るくて
風があたらないところに置く
③水やりのポイント
水やりは一番気になるポイントです。
ですが、
私は良い方法を発見しました!
(前からやってる人はたくさんいるでしょう)
それがこちら↓
「水やりのポイント」
- 暖かい日中に水をあげる
- 土が乾いてから水やり
- 水やりは鉢底から
まず、暖かい日中に水をあげることで、根っこが寒さで痛むのを防ぐことができます。
次に、土が乾いてから水やり ですが、

土が乾いているのか何なのかよくわかりません
そんな時は、
鉢の重さで乾き具合をチェックしましょう。
どうするかというと、
水やりをした後の鉢の重さを覚えておいて、2,3日後また重さを確かめる。
何日かやっていると、「軽っ」と思う日がやってくるので、そうしたらお水をあげてください。
水をあげるときは「鉢底から水を吸わせる方法」(底面給水)がおすすめです。
底面給水のやり方 | |
1 | 鉢よりも大きめのボウルなどに水をはって ポインセチアを鉢のまま、鉢の約3分の1が浸かるようにする |
2 | そのまま5分ほど放置する |
3 | 引き上げて、鉢底から水が垂れるのが止まるまで シンクに置いたままにする |
4 | ぽたぽた水が垂れなくなったら、もとの場所に戻す |
受け皿を置いている場合は、受け皿に水を溜めないようにしてください。
水がずっと溜まっていると、根腐れの原因になってしまいますので、注意が必要です。
水やりのポイント
水は
土が渇いてから 日中に
鉢底からあげる
④ポインセチアが長持ちする秘訣
キレイなポインセチア、できるだけ長く鑑賞したいですね。
長持ちする秘訣をお伝えします。
それは、
「適切な場所に置く & 適切な水やり」
これです!
つまり、目次の
②購入したらまずこれをやろう
③水やりのポイント
を実践していただければ、キレイが長持ちします。
実際に私も自宅では肥料などもあげす、適切な場所に置いてたまに水をあげているだけです。
毎年3月ごろまで鑑賞しています(^^♪
⑤クリスマスが終わったら?
生産者の立場から言いますと、ポインセチアは黄色い花が枯れて、葉っぱが落ちてきたらそろそろ終わりの合図です。
11月ごろから皆様に愛でていただき、クリスマスを過ごし、お正月を過ごし、すると、
葉っぱが落ちてくると思います。
ですがこれは、病気ではありません。宿命です。
アメリカでは日本の何倍もポインセチアが普及しています。
生産者のナカジマは、アメリカでポインセチアの研修生として働いていました。
その時に知ったのですが、アメリカ人はクリスマスが終わったら、
ポインセチアをすぐ捨てる!という衝撃です。

なんて潔いの!
ちなみにモミノキも即捨てだそうです。
なるほど。
ポインセチアは役目を果たしたのだから、終わったら捨ててもいい(そしてまた来年買ってください)
という考え方ですね。これはこれでわたしも賛成です。
冬の間の楽しいイベントを彩ることができて、ポインセチアも本望です!(きっと)
と、思うのですが、日本では少し違う感覚がありますね。
まだ生きている植物をポイっと捨てるのは、なんだか気が引けてしまう、、
という方が多いと思います。
というわけで、
クリスマスやお正月が終わっても、ポインセチアを育て続けたい!いう方は
こちらのブログをご覧ください。
↓
ポインセチアの葉っぱが落ちてきた後の管理方法をお伝えしています。
通年管理するには場所と、お手間がかかります。
やってみたいな!という方は
ぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
クリスマスが終わったら
クリスマスとお正月が終わって
あたたかくなったら
さよならしてもいいんです
(そしてまた来年)
以上
生産者がやっているポインセチアの管理方法をお伝えしました。
少しでも参考にしていただけたら嬉しいです(^^♪
